Kosshi のフィードバックがめちゃくちゃ増えてきた
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ここ最近、Kosshi のお問い合わせフォーム経由で、フィードバックがめちゃくちゃ届くようになってきました。
以前書いた通り、Kosshi は日本以外でほとんど使われていなかったので、Product Hunt に出せば数が少し増えるかな、くらいの軽い気持ちでいました。
それが今週は、海外の長年のアウトライナーユーザー macosxguru さんが Bicycle For Your Mind というブログで Kosshi のことを書いてくださって、その記事が outlinersoftware.com というアウトライナー専門のフォーラムにも投稿されました(自分も書き込もうと思ったのですが、承認待ちのようです)。
そこからまた一気に海外ユーザーが入ってきて、問い合わせの量が先週とは別物になりました。
問い合わせはひとつひとつが濃いです。 ほぼ全てが「良いプロダクトだと思う。だが、改善の余地がある」みたいな内容で、 これがまた、読んでいてなるほどと感心してしまうのですよね。 自分でも「ここはちょっと甘いかもしれないな」と思っていた箇所や、正直まったく把握できていなかった不具合などが、ほぼもれなくビシバシ指摘されるからです。
日本のユーザーから指摘をもらっていた時にも感じていたのですが、 熟練のアウトライナーユーザーの方たちは、言語化がとても上手です。 何が、どういうふうに引っかかっていて、本来どんな振る舞いをしてほしいのか、というのが、 報告からしっかり伝わってきます。再現手順や提案までセットで送ってくれる人も多いです。
これまで自分が関わってきた他のプロダクトと比べても、フィードバックの温度感がかなり違います。 いま Kosshi を使ってくれている方々は、本気の道具を探していて、 長年の経験から「こうあってほしい」が既に自分の中に見えている人たちなのだな、と。
ありがたいのですが、一通読んで内容を理解し、必要であれば不具合を再現して、タスクの優先度を決めて、返信を書いて、 また次の一通を読んで・・を続けていると、結構時間がかかります。 2日くらいは、ほぼこの作業だけやってる、みたいなことになっていました。
並行している全然別の仕事もあるのですが、 そちらにも「すみません、ちょっと Kosshi が落ち着くまで待ってもらってもいいですか」と頼んだりしていました。
ようやくこの数日でメールの量が少し落ち着いてきて、いまやっと、自分の時間で文章を書ける状態になってきたところです。
今、Kosshi の未対応の不具合と要望のリストがかなりたまっています。 これからしばらくは、その消化と修正リリースに集中することになりそうです。
これはありがたいことではあるんですが、この状態でさらに問い合わせが増えるとどうなってしまうのか、と少しヒヤヒヤしてきました。 問い合わせの指摘は、本当に答える価値のあるもので、さらに急がなくていいと言ってもらえることも多いです。 ただこれ以上増えると、ちょっと手が回らなくなってしまいそうです。
先週までは、海外でも使われるようになって欲しいなーと思って Product Hunt に出していたのが、 一週間も経たないうちに、「これは広まったら手に負えなくなるかもしれない」というほうに気持ちがひっくり返ってしまいました。 今の Kosshi は「広めるフェイズ」じゃなくて、「このフィードバックをもとに改善するフェイズ」なのだな、と理解しました。
広告も打ってないので、まあ何か止めるわけじゃないのですが、 基本的には口コミで広まっていく以上のことはしないようにしようと思います。
ちなみに、以前に社内起業をやっていた時期があると、別の記事でも書いたのですが、 当時、メンターのような立場の人から「新規事業はまず PMF を目指せ」と教わって、それから毎日 PMF、PMF と口にしながら開発していました。プロダクトマーケットフィット、プロダクトマーケットフィット。 最終的にこれは PMF なのか、どういう状況なのか、みんなよく分からないまま、その事業は終わっていったんですよね。
それが、ようやく今わかりました。あれはやっぱり PMF じゃなかったのだなと。
PMF というのは、たぶん、こういう状態のことだったのか、と理解しました。 要するに、もう自分一人で作っている状態じゃなくなること、そういうことなのかもしれないです。
もう少し具体的に言うと、提案や不具合の報告をいくつももらうようになって、 もはや自分でやることを見つけるというよりは、外からやるべきことが生み出される状態になってきています。 自分一人じゃ思いつかなかったアイデアや、見つけられなかったバグがどんどん見つかっていくので、 これはある意味、もはや一人で作っているわけじゃない状態になっているのですね。 つまり、使ってくれている方々に作る工程を手伝ってもらっているようなもので、かなりありがたい話です。
今使ってくれている人たちにちゃんと向き合うためにも、しばらくは改善の方に集中していたいという気持ちです。
ちょっと大変だった話をしすぎると、フィードバックを送らないでおこうと思われてしまう可能性があるので、最後に補足すると、 今利用していただいてる方からのフィードバックは大歓迎です。お気軽に連絡してもらえると嬉しいです。
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